記憶力アップに有効な食材とは?
実は最近の研究では、記憶力には食事が関係していることがわかっています。
普段の食生活に気を遣うことで、より効率的に記憶力をアップさせる手助けになるでしょう。
ここでは記憶力をアップさせる食べ物や、その食べ方についてご紹介していきます。
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Contents
食べ物は記憶力に関係があるのか?
結論から言うと、記憶力に関係のある栄養素が存在しており、そらを継続的に摂取することで、記憶力の向上に繋がると考えられます。
つまり、食事が記憶力に影響を与えていることは言うまでもありません。
なかでも「ビタミンB1・B6」は脳の働きに必須のエネルギーの一つで、記憶力や集中力に大きく影響しているようです。
これらの脳の働きを活性化させる食べ物は「ブレインフード」と呼ばれ、脳の血流改善、脳の抗酸化、神経伝達物質の増加、脳機能が改善され、記憶力の低下を防いだり、神経の伝達を早めたりすることが分かってきました。
普段の食事からこういったブレインフードを摂取することを意識していれば、記憶力低下の防止や記憶力向上に役立てることができるでしょう。
記憶力アップが期待できる食べ物とは?
脳の記憶力をアップさせるために必要な栄養素とは、「糖質」や、先ほど説明した「ビタミンB1・B6」などが挙げられます。
糖質は脳を働かせるために大切な栄養素で、ビタミンB1、ビタミンB6は糖質の働きを活性化させる役割を担っています。
また「DHA(ドコサヘキサエン酸)」「EPA(エイコサペンタエン酸)」などの脂肪酸は脳の記憶力・学習能力を向上させる効果があり、その他にも脳を活性化させる栄養素として、「カルシウム」「フラノバール」などが挙げられます。
それでは具体的にどういった食べ物が記憶力アップが期待できるのかを紹介していきましょう。
サバ・イワシ・サンマなどの青魚
魚には神経細胞の機能向上が期待できるDHA・EPAという成分が豊富に含まれており、魚を頻繁に取る人は認知症にもなりにくいということが研究で明らかにされています。
特に青魚(体の地色が青緑色を帯びた魚類の総称。青物(あおもの)ともいう。)に多く含まれており、健康食品として注目されています。
ただ、DHA・EPAは熱に弱いため、煮つけや塩焼きよりも「お刺身」や「缶詰」がおすすめです。熱処理をしていない調理法だと、成分が壊れにくいため、より多くのDHA・EPAを摂取が期待できます。調理の手間も省けますし、缶詰なら保存がきくので一石二鳥ですね。
魚以外でDHAを多く含むのがナッツ類です。ナッツ類には精神を安定させやる気を起こさせる神経伝達物質「ノルアドレナリン」の合成に必須のチロシンが豊富に含まれています。
バナナなどのブドウ糖を含むもの
ブドウ糖は脳のごはんともいわれており、人が活動する上でなくてはならないエネルギーです。不足すると脳の働きが低下したり、記憶をつかさどる海馬の働きも鈍くなります。
バナナにはブドウ糖の他に、「でんぷん」「ショ糖」「果糖」などの成分を含んでいます。ブドウ糖はそのまま素早く吸収され、でんぷんやショ糖は体内で分解される際にブドウ糖となり、エネルギーとして吸収されます。
また、果糖はブドウ糖と相互に作用しあいながらエネルギーとして利用されます。バナナは持続的にエネルギーを補給してくれる食材なので特におすすめです。
バナナの他には、ラムネ菓子や、炭水化物、イモ類を摂取して消化される過程でブドウ糖が得られます。
豚肉、うなぎ、大豆、サケ、ゴマ
ブドウ糖は脳のエネルギーとして必要不可欠ですが、ブドウ糖だけではエネルギーとして利用することはできません。
ブドウ糖をエネルギーとしてしっかり活用するためには、ビタミンB群の存在が必要不可欠となっており、特にビタミンB1、ビタミンB2は糖質からのエネルギー生成に使われる栄養素 です。
また、でんぷんをブドウ糖へ分解する際にはビタミンB6が必要です。
豚肉にはビタミンB1が豊富に含まれるほか、ひれ肉やレバーにはビタミンB2やビタミンB6を豊富に含む食材なので、優秀な食材です。豚肉の他には大豆などに豊富に含まれます。ビタミンB6はサケなどの魚介類、ニンニク、ゴマなどに含まれています。
普段の食事からなるべく多く摂取できるようメニューを工夫してみましょう。
緑黄色野菜
緑黄色野菜とは、ほうれん草やブロッコリー、ニンジン、カボチャ、ケールなど、可食部100g中に600μg以上のβ-カロテンが含まれている野菜のことです。
先ほど挙げた野菜は緑黄色野菜の中でも特にビタミンを多く含んでおり、神経系の働きに必要なビタミンA・C・Eが豊富です。
また、「食物繊維」には脳血管の詰まりを予防する効果があり、神経機能を改善させる「ミネラル」も同時に摂取することができます。
さらに、「葉酸」が多く含まれるブロッコリーには、記憶力の向上を助けてくれる効果も期待できます。
食生活や睡眠などに気を遣おう
記憶力や集中力など、脳に働きかける栄養素はたくさんあります。普段の食生活に気を遣うことで、記憶力の助けになるだけでなく、健康的な肉体を手に入れることも可能です。
また、食事だけでなく睡眠や運動も脳の働きと大きく関係しています。普段から健康的な生活をして、体のコンディションを整えることを心がけましょう。
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